【アナリストの眼】鉄、機械商社の神鋼商事、株価出直り歩調、指標割安

2013年1月24日 10:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  鉄鋼・非鉄金属・機械関連商社の神鋼商事 <8075> の株価が出直り歩調である。来期(14年3月期)業績に対する期待感で上値を追う可能性がありそうだ。

  今期(13年3月期)の連結業績見通しは9月28日に減額修正し、売上高が前期比8.2%減の8030億円、営業利益が同3.9%減の63億円、経常利益が同5.3%減の56億円、純利益が同21.7%減の23億円としている。国内外の景気減速の影響を受けて需要が低調な模様である。純利益については固定資産減損損失や過年度法人税も影響する模様だ。通期予想に対する第2四半期累計(4~9月期)の進捗率は、売上高が49.5%、営業利益が39.3%、経常利益が39.2%、純利益が14.1%と低水準だったため、今期見通しは再減額の可能性もありそうだ。

  ただし、足元では中国の景気底入れ観測なども背景として、鉄鋼市況や非鉄金属市況が上昇傾向を強めている。来期の収益改善が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、10月15日の安値130円をボトムとして反発し、出直り歩調となった。年初には上げ足を加速して1月15日に183円まで上昇する場面があった。今期の低調な業績見通しを織り込み、来期業績を期待する動きだろう。23日の終値178円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS25円97銭で算出)は6~7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は3.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS300円70銭で算出)は0.6倍近辺となる。

  年初の急騰で短期的な過熱感を強めたが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するプラス乖離率が縮小して過熱感が解消されてきた。また週足チャートで見ると、13週移動平均線が26週移動平均線を上抜けてゴールデンクロスの形であり、強基調を維持している。指標面の割安感に加えて、来期業績に対する期待感で上値を追う可能性がありそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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