年内の月探査機打ち上げを目指す中国

2013年1月22日 07:00

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記事提供元:スラド

danceman 曰く、 中国が開発中の月探査機「嫦娥3号」プロジェクトでは、原子力電池を搭載した小型探査車を月まで運び、3か月間におよぶ月面探査を行うことを目指している。中国当局によると、すでにプロトタイプモデルフェーズからフライトモデルフェーズに移行しており、年内の実現を目指しているとのこと(本家/.Motherboard記事)。

 「長征」ロケットに嫦娥3号を搭載して打ち上げた後、嫦娥3号は3日間の旅を経て月まで到達することになる。62マイル軌道に乗り、落ち着いた段階で、月着陸船は司令船から切り離され、月上9.5マイルまで下降して楕円軌道に乗ることになるのだという。

 さらに月着陸船はスラスタ噴射で月面近くまでゆっくりと下降し、月面から330フィート上をホバリングしながら着陸しやすい平地を探すことになる。着陸地点を見つけると、再びスラスタを噴射させて下降していき、月面から14フィートのところでエンジンが切れるが、重力が弱いため優雅に月面着陸することができるとのこと。

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