【アナリストの眼】快調に出直る資生堂、円安追い風で業績に期待、3Q発表接近

2013年1月15日 10:00

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  資生堂 <4911> の株価が出直り歩調である。1月31日に第3四半期累計(10~12月期・第3Q)業績発表を予定しており、思惑が広がる可能性もありそうだ。

  今期(13年3月期)連結業績見通しは10月31日に減額修正して、売上高が前期比2.6%増、営業利益が同2.2%増、経常利益が同1.4%増、純利益が同51.6%増としている。月次売上動向を見ると、国内化粧品販売会社の売上高は11月単月が前年比3%減少、4月~11月累計が同3%減少となっている。9月の同9%増、10月の同14%増から一転して減速した形だが、容器変更に伴う「エリクシール」旧容器商品回収の影響であり、店頭売上はカウンセリング商品、セルフ化粧品とも前年水準を確保した模様だ。国内売上がやや低調なことに加えて中国での反日行動の影響も懸念されるが、通期の想定為替レートを1米ドル=80円、1ユーロ=100円、1中国人民元=12.5円としており、足元の円高修正が押し上げ要因となりそうだ。

  来期(14年3月期)は、円高修正メリットに加えて、海外での「グローバルメガブランド」戦略6ブランドの育成効果や、コスト構造改革の前倒し効果なども期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、10月11日の昨年来安値938円をボトムとして、11月以降は出直り歩調の展開となっている。年初の1月8日には戻り高値となる1287円まで上昇する場面があった。市場全体の地合い改善も追い風となり、来期業績に対する期待感が高まっているようだ。11日の終値1273円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS55円28銭で算出)は23倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間50円で算出)は3.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS729円89銭で算出)は1.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると25日移動平均線をサポートラインとして上伸し、強基調の展開である。また週足チャートで見ても26週移動平均線を突破して上伸し、トレンド好転を鮮明にしている。11年4月から12年4月のボックスレンジ1300円~1500円近辺に接近しており、当面はボックスレンジへ回帰する展開だろう。1月31日予定の第3四半期累計業績発表で、グローバルブランド育成効果やコスト構造改革前倒し効果が確認できるかもポイントだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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