【アナリストの眼】クラウドサービス拡充のエイジア、業績進捗率が高水準

2012年12月18日 10:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  エイジア <2352> (東マ)は、メールを利用した販売支援用アプリケーション・ソフトウェア開発を主力としている。さらに経営基盤強化に向けて、クラウドサービスやECマーケティング関連などを拡充している。

  今期(13年3月期)の業績(非連結)見通しについては前回予想を据え置いて、売上高が前期比0.4%増、営業利益が同40.1%減、経常利益が同39.5%減、純利益が同68.9%減の見込みとしている。しかし第2四半期累計(4~9月期)は、販売支援ソフトの不具合対策費用などを吸収して計画を大幅に上回った。通期会社予想に対する進捗率も売上高が49.2%、営業利益が60.7%、経常利益が65.0%、純利益が60.0%と高水準である。通期業績上振れの可能性が高いだろう。クラウドサービスが想定以上に順調な模様であり、来期(14年3月期)の収益改善も期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、10月以降は業績改善に対する期待感などで強基調の展開となり、12月11日には年初来高値となる612円まで上昇する場面があった。ただし短期的な過熱感を強めたこともあり、足元では450円近辺まで調整している。12月17日の終値452円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS16円86銭で算出)は26~27倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は1.3%近辺、実績PBR(前期実績BPS360円86銭で算出)は1.2倍近辺となる。

  9月下旬の安値圏260円近辺から、12月11日の年初来高値612円まで2倍強の水準に急騰したため、週足チャートで見るとやや過熱感を残しているようだ。しかし日足チャートで見ると、25日移動平均線に対するプラス乖離率が縮小し、短期的な過熱感は解消されてきた。今期業績上振れの可能性や来期業績改善に対する期待感が支援材料であり、短期調整一巡して上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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