【アナリストの眼】女性衣料品通販のスタライフ株価下げ渋る、事業基盤強化を注目

2012年11月29日 10:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  スタイライフ <3037> (JQS)は女性用ファッション衣料品と生活雑貨分野に特化して通販事業を展開している。11月9日に今期(13年3月期)業績見通しおよび配当予想の減額修正を発表した。

  第2四半期累計(4~9月期)の連結業績は売上高が前年同期比31.1%減となり、営業利益、経常利益、純利益は赤字だった。ファッションコマース事業でネット部門は増収だったが、通販雑誌の休刊、残暑の影響による秋物の不振、コスメ事業の子会社ハイマックスの株式譲渡などで大幅減収となり計画を下回った。収益が悪化していた通販雑誌休刊やハイマックス株式譲渡などで営業損益は改善したが、秋物不振の影響が大きく利益も計画を下回った。純利益については、通販雑誌部門廃止に伴う商品評価損など事業構造改革費用(1億29百万円)の計上、法人税等調整額(76百万円)の計上も影響した。

  通期については前回予想に対して、売上高を15億79百万円減額して前期比25.4%減の60億円、営業利益を3億51百万円減額して2億46百万円の赤字(前期は4億13百万円の赤字)、経常利益を3億58百万円減額して2億61百万円の赤字(同4億19百万円の赤字)、純利益を6億02百万円減額して5億10百万円の赤字(同5億50百万円の赤字)としている。配当については従来予想の年間500円から無配に減額修正した。通販雑誌部門廃止や秋物不振の影響などで大幅減収だが、ファッションコマース事業のネット部門と生活雑貨事業については、商品力強化やアクティブ会員数増加などで増収見込みとしている。

  収益改善・事業基盤強化に向けて媒介をネット通販にシフトしており、有力企業との共同サイト構築などのアライアンス戦略も進めている。12年5月に資本・業務提携した楽天 <4755> とは事業連携の協議を進めており、業績予想への影響については適時公表するとしている。

  株価の動きを見ると、業績見通しおよび配当見通しの減額修正を嫌気して下値を探る展開となり、11月12日には年初来安値となる4万3150円まで急落した。ただしその後は概ね4万4000円近辺で推移して下げ渋り感を強めている。28日の終値は前日比400円(0.90%)高の4万4700円だった。失望売りはほぼ一巡したようだ。

  日足チャートで見ると、25日移動平均線が抵抗線の形となって下値を探ったが、足元では下げ渋り感を強めている。また週足チャートで見ても、7月の高値圏からほぼ一本調子に下落したが、足元の年初来安値圏で下げ渋り感を強めている。失望売りがほぼ一巡したと考えられ、アライアンス戦略など収益改善策への期待感を支援材料に反発の可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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