【相場熟者が答える投資相談】JR東海、南海トラフ巨大地震リスクが重し、乗り換えも

2012年11月18日 00:04

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  【問い】 東海旅客鉄道(JR東海) <9022> を7000円で200株持っています。株価の見通しをお願いします。

  【答え】 11月17日(金)は50円安の6400円と連日の年初来安値更新と調整が続いています。

  2027年に計画しているリニア中央新幹線開業の準備に必要な投資が膨らみことから、資金負担が同社の経営を圧迫する見方が優勢で、業績好調も財務面での長期的な不安要因が改めて意識され断続的に売りが出ています。東京-大阪間を結ぶリニア中央新幹線の中間駅6駅について、予定される建設費用約5,900億円の全額を自己負担する見通しのほか、車両基地建物の震災対策に関わる設備投資の増加に対する警戒感が強まっています。

  足元の業績、東海道新幹線をはじめ運輸業が好調なほか、百貨店など流通業も好調で、今3月期売上高は1兆5800億円(前期比4.8%増)、営業利益は4070億円(同9.3%増)、経常利益3060億円(同16.0%増)、純利益は1870億円(同40.8%増)過去最高益を更新する見通しです。

  株価は、10月29日に年初来高値7140円と買われ三段上げ終了。9月20日安値6610円を下回ったことで、調整色を強めています。今期予想PER7倍台・PBR1倍の水準に届き値ごろ感は出てきました。ただ、東海、東南海、南海地震などが同時発生するマグニチュード(M)9級の「南海トラフ巨大地震」が切迫していることから、東海道新幹線に及ぼす影響が懸念されます。このため、ディフェンシブ銘柄としての色彩を薄め、逆に高リスク銘柄に挙がっています。中央リニア開通、耐震対策投資が一巡するまで見送りが賢明と思われます。他の銘柄への乗り換えを考えるところです。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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