三菱東京UFJ銀、約560万人分の顧客情報を紛失

2012年11月14日 11:30

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 三菱東京UFJ銀行は13日、顧客の過去の取引が記録されているコムフィッシュ(内部管理資料を微細文字で焼き付けた薄くて小さなフィルム)の紛失が判明したと発表した。

 紛失が判明したコムフィッシュに情報が含まれていた顧客数は240支店の約560万人にのぼる。同コムフィッシュには顧客名、口座番号、取引金額等の情報が含まれていたが、ID・パスワード情報等は含まれていないという。

 同行は今回の顧客情報紛失について、「今回紛失が判明したコムフィッシュは、誤って廃棄した可能性が高く、外部へ情報が流出した可能性は極めて低いものと考えている」とコメントしている。

 また、同行では顧客からの苦情や要望を記録・保存しており、今回それらを再度点検したが、今回の紛失に関連して顧客の情報が不正に利用されたとの連絡や問い合わせはないとしている。

 なお、コムフィッシュの閲覧には専用の読み取り機が必要であり、肉眼やルーペで情報内容を判別することはできないという。また、2008年12月分の発行を最後にコムフィッシュは廃止している。

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