【アナリストの眼】マーベラスAQLの2Q利益進捗率高い、株価は高利回り割安

2012年11月13日 10:39

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  マーベラスAQL <7844> は、11年10月に旧マーベラスエンターテイメント(MMV)が、旧AQインタラクティブ(AQI)、旧ライブウェアを吸収合併し、オンライン事業(オンラインゲーム開発)、コンシューマ事業(家庭用ゲーム機向けソフト開発)、音楽映像事業(アニメ映像商品、ミュージカル公演など)を展開している。

  10月19日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期・2Q)見通しの上方修正(8月9日に続いて2回目)、10月25日に東証1部市場への指定替え(11月1日付)、11月9日に第2四半期累計決算を発表している。

  第2四半期累計は、売上高が79億04百万円、営業利益が11億05百万円、経常利益が10億21百万円、純利益が6億45百万円だった。前年同期は合併前のため比較はできないが、コンシューマ事業でニンテンドー3DS向けゲームソフトが計画を上回り、アミューズメント分野と音楽映像事業での一部タイトルの前倒しも寄与した。オンライン事業では新規タイトルにリリース遅延があったが、利益率の高い既存タイトルがカバーした。

  通期見通しについては、新作タイトルの動向の見極めが難しいとして前回予想(5月10日)を据え置き、売上高が185億円、営業利益が22億円、経常利益が21.3億円、純利益が12.9億円としている。通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が42.7%、営業利益が50.2%、経常利益が47.9%、純利益が50.0%と順調である。第2四半期(7~9月期)に投入したスマホ向け「スーパークリエーターズシリーズ」3タイトルなどの寄与も期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、10月19日の第2四半期累計の上方修正、25日の東証1部市場指定替え発表を材料視して、11月1日に年初来高値となる2万8000円まで急騰した。決算発表後の12日には前日比7.37%安の2万4980円まで売られる場面があったが、通期見通しの据え置きなどで利益確定売りが優勢になった形だろう。12日の終値2万5600円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS2413円24銭で算出)は10~11倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間1000円で算出)は3.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1万7028円50銭で算出)は1.5倍近辺となる。

  週足チャートで見ると依然として過熱感のある水準だが、日足チャートで見ると25日移動平均線に対するプラス乖離率が9%程度まで縮小し、短期的な過熱感はやや解消された。通期上振れに対する思惑もあるだけに、目先的な利益確定売りが一巡すれば上値を試す可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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