【アナリストの眼】高値圏で頑強ケンコーマヨネーズ、決算接近、通期に期待できる

2012年10月29日 10:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価診断>

  ケンコーマヨネーズ <2915> の株価が高値圏で堅調に推移している。11月9日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)連結業績の発表を予定しており、通期見通し上振れ期待が先行する可能性もあるだろう。

  足元の業績は好調な模様である。通期会社予想に対する第1四半期(4~6月期)の進捗率は、売上高が25.5%、営業利益が34.0%、経常利益が35.0%、純利益が40.6%と高水準であり、第2四半期(7~9月期)以降に卵などの主要原料価格が下落していることも考慮すれば、第2四半期累計、通期ともに上振れの可能性が高いだろう。

  量販店、コンビニエンスストア、外食向けなど業務用マヨネーズ・ドレッシング類を主力としているが、中期経営計画で打ち出した「サラダカフェ」「サラダ料理」「世界のソース」「タマゴ製品」といった新規事業領域の拡大戦略が順調に進展しており、9月18日には「タマゴ製品」の新工場建設(静岡県富士市、14年4月操業予定)を発表した。海外展開も本格化する模様であり、アジアの内需を取り込みながら中期的な成長が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、9月21日に急騰して年初来高値765円を付けた後も、概ね720円~740円近辺の高値圏で堅調に推移している。好業績見通しを評価する動きだろう。10月26日の終値744円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS75円29銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2%台後半、実績PBR(前期実績の連結BPS949円44銭で算出)は0.7倍台の水準となる。

  週足チャートで見ると高値圏での短期的なモミ合い局面で、上昇トレンドの中段保ち合いの形だろう。また日足チャートで見ると、25日移動平均線が追いついて短期的な過熱感は解消された。モミ合いから上放れのタイミングが接近しているようだ。11月9日の決算発表を控えて通期見通し上振れ期待が先行する可能性もあり、年初来高値765円を突破して800円台が視野に入りそうだ。さらに上値を追う可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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