【アナリストの眼】生化学工業の株価頑強、増額の業績にさらに上ぶれ期待

2012年10月26日 10:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価診断>

  関節機能改善剤「アルツ」が主力の生化学工業 <4548> は、9月26日に今期(13年3月期)第2四半期累計(4~9月期)連結業績の上方修正を発表しており、11月6日予定の決算発表で通期上振れの可能性もあるだろう。株価は高値圏で堅調な展開であり、さらに上値を試す可能性があるだろう。

  第2四半期累計については前回予想に対して、売上高を50百万円増額して前年同期比3.9%減、営業利益を2億円増額して同59.5%減、経常利益を5億50百万円増額して同45.0%減、純利益を4億50百万円増額して同40.7%減とした。国内「アルツ」の前倒し出荷、工場設備費用の下期繰り延べ、受取ロイヤリティー発生などがプラス要因となり、想定に比べて減益幅が縮小した模様だ。

  通期については前回予想を据え置き、売上高が前期比1.4%減、営業利益が同43.7%減、経常利益が同35.0%減、純利益が同32.7%減としている。薬価引き下げの影響、研究開発費や減価償却費の増加などにより減収減益見込みだ。ただし、通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が49.6%、営業利益が50.0%、経常利益が56.5%、純利益が56.8%となる。通期上振れの可能性もあるだろう。

  株価の動きを見ると、9月以降は戻り高値圏の900円近辺で堅調な展開が続いている。第2四半期累計業績の上方修正も支援材料となったようだ。そして10月25日には920円まで上昇して9月28日の戻り高値921円に接近するなど、足元ではモミ合い展開から上放れを試す動きを見せている。25日の終値920円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS38円73銭で算出)は23~24倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間25円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1021円24銭で算出)は0.9倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートする形で上昇トレンドのようだ。3月21日に付けた年初来高値940円は視野に入っており、通期業績上振れの可能性を支援材料に上値を試す展開が期待されるだろう。関節疾患関連は高齢者の増加に伴って市場拡大が予想されるため、中期的な収益拡大期待にも注目したい。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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