【株式評論家の視点】モミ合い上放れの富士紡ホールディングス、好取組で人気発揮へ

2012年10月18日 09:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  富士紡ホールディングス <3104> が、270円前後のモミ合いから310円台へきゅ上放れてきた。8月14日の年初来高値334円更新から、新展開突入目指す相場へスタートを切ってきたといえる。

  山中教授のノーベル賞受賞をきっかけにバイオ関連株が一斉高に進んだが、あまりの短期急騰でさすがに波乱の展開に陥る銘柄が増えてきた。代わって、ここ整理色を強めていた仕手系株に人気が回り、上昇相場の勢いを保持している同社にリード役期待が高まっている。

  直近の取組は12日申し込み現在で信用売り残が399万株、信用買い残が358万株と売り長の状態が続いている。そのため日証金ではほぼ連日逆日歩が発生。久々に大商いとなった17日の相場では新規売りがさらに膨らむ一方で、買い残は返済が増加しており、需給はさらなる好転に向かっている。

  外国人投資家の持ち株比率は2010年3月末の6.9%から前3月期末には16.6%へ大きくアップしている。実需筋による買いで玉の吸い上げが進んでいるため、値動き的には値幅効果が出やすい状況にある。今度は新展開入りが有力だろう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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