【アナリストの眼】高値圏で強いインタースペース、収益拡大で上値追いの可能性

2012年10月18日 09:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  インタースペース <2122> (東マ)は、アフィリエイト(成果報酬)型ネット広告事業を主力として、ゲームなどソーシャルアプリを取り扱うメディア事業や、アジア圏を中心とした海外展開も本格化している。株価は年初来高値圏で堅調に推移しており、収益拡大期待で上値追いの可能性があるだろう。

  今期(12年9月期)連結業績見通しについては、8月3日に上方修正を発表し、売上高が前期比24.3%増、営業利益が同40.7%増、経常利益が同36.1%増、純利益が同49.3%減としている。純利益については税負担正常化などで減益見込みだが、主力のアフィリエイト広告事業が金融・保険分野やコンテンツ分野を中心に、特にスマートフォン関連が想定以上に好調な模様である。なお配当については未定としている。

  株価の動きを見ると、9月末に8万円台を回復して上げ足を速め、10月5日には年初来高値となる8万8500円まで上昇した。8月3日の業績見通し上方修正時の反応は限定的だったが、あらためて今期好業績見通しを評価した形だろう。17日の終値8万4800円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS6588円36銭で算出)は12~13倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS6万3607円21銭で算出)は23倍台である。

  週足チャートで見ると、26週移動平均線を回復して、7万円台前半でのモミ合いから上放れの展開となった。さらに年初来高値も更新して、トレンド好転を確認した形だろう。なお、11月6日に今期連結業績の発表を予定している。来期(13年9月期)の好業績見通しに対する思惑などで一段高の可能性があり、10万円大台回復が当面のターゲット水準になりそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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