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【編集長の視点】寿スピリッツは高値接近、好業績に国内旅行増加も追い風に
<銘柄ウオッチ>
寿スピリッツ <2222> (JQS)は、11円高の886円と反発し、3月19日につけた年初来高値900円に接近している。3期ぶりに過去最高純利益を更新すると予想されている今3月期の好業績を見直し割安修正買いが再燃しており、中国での反日デモの激化以来、海外旅行が伸び悩み国内旅行シフトが観測されていることもフォローの材料視されている。
同社の今期業績は、売り上げ205億円(前期比3%増)、経常利益18億2000万円(同19%増)、純利益10億8000万円(同53%増)と大幅続伸が予想され、純利益は、2010年3月期の過去最高(9億8100万円)を更新する。配当も、25円(前期実績20円)に復元増配を予定している。
今期の経営テーマを「新成長エンジンを創る」として、セグメント別ではケイシイシイではルタオ15年目の記念スイーツ「ルーロブラン」、寿製菓では古事記編纂1300年記念の「因幡の白うさぎ」などの新商品を投入、昨年11月に設立のシュクレイでは、東京市場再構築に向け相次いで新店舗を開設することなどを進めることが要因となる。8月に開示した今期第1四半期業績は、V字回復して着地しており、前期と同様の期中の上方修正期待も高めている。
株価は、年初来高値のあと800円台下位で底固く推移してきたが、PER8倍台、配当利回り2.8%と割安である。年初来高値、昨年2月高値923円抜けから2010年3月高値1035円が当面の上値目標として浮上しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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