【今週のチャートワンポイント：週足】日経平均、薬王堂、翻訳センターなど

【今週のチャートワンポイント：週足】

　　日経平均株価　　週末１２日（金）は前週末比３２９円安の８５３４円、安値は８５１４円だった。かなり大きい陰線足のため形としては良くないものの、２６週線乖離率がマイナス４％程度にまで拡大していることから目先的には、下げ渋りか、あるいは小戻しが予想される。むろん、８８４０円前後に位置する２６週線を突破する勢いはないし、２６週線まで戻すことも難しいだろう。

　　薬王堂 <3385> （ＪＱＳ）＝売買単位１００株　　週末１２日（金）は前週末比３７５円高の１９１０円。１５００～１５８０円のモミ合いが続いていたもので、このところの「モミ合い銘柄狙い」の流れから買われ上放れた。２６週線乖離はプラス１８％ていど。今年は６０％近い乖離率があるため、乖離率からみれば上値は見込めそうだ。ただ、４月につけた高値２３００円を抜く勢いはなさそうだ。

　　翻訳センター <2483> （ＪＱＳ）＝売買単位１株　　週末１２日（金）は前週末比２万９０００円高の１８万７０００円と急伸、今年２月の１７万７５００円を上回り高値更新。２６週線乖離率はプラス３０％まで拡大。今年２月のときはプラス４０％で株価はピークをつけた。一段高して２０万円台に乗せたあたりで上げ一服となりそうだ。

　　ステップ <9795> （東２）＝売買単位１００株　　週末１２日（金）は前週末比１０３円高の７２０円。ジリ高の後、６００円前後でのモミ合い継続が狙われ上放れた。２６週線乖離率は３０％ていどに拡大。同社株としては高値警戒水準。押し目買いにはなっているものの、高値波乱の可能性が大きいといえそうだ。

　　多摩川ホールディングス <6838> （ＪＱＳ）＝売買単位１０００株　　週末１２日（金）は前週末比２１円高の１５１円。６月後半から続いていた１２０円台のモミ合いを放れてきた。２０１１年７月に２７３円の高値があり、右肩下がりの動きにもピリオドといえる形。ただ、２０１１年高値当時に比べると出来高は非常に少なく、出来高面からは単なる戻りにすぎないともいえる。２００円まで戻れば上出来だろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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