【編集長の視点】エスプール、アップル安響き反落、前週末発表3Q好調で押目買い

2012年10月9日 14:01

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  エスプール <2471> (JQS)は、2300円安の2万1900円と3営業日ぶりに急反落している。前日8日の米国市場で米国アップル社の株価が続落したことが響き、同社株にも関連して利益確定売りが先行している。しかし、同社が連休前の5日大引け後に発表した今11月期第3四半期(3Q)の大幅続伸業績は、逆張り余地を示唆しており、アップル社の新型スマートフォン「iPhone5」に続く、新型タブレット端末発売も、同社の人材ソリュ-ション事業への好波及が期待され、割安修正に再発進する展開が想定される。

  3Q業績は、売り上げが、前期に連結子会社2社を売却した影響で前年同期比13%減となったが、経常利益は、人材ソリュ-ション事業の将来の事業拡大に向けて社員増強、派遣スタッフ採用強化などの先行投資を行ったことをカバーして2000万円(前年同期は600万円の黒字)と大幅に続伸、純利益は、前年同期計上の関係会社株式売却益が一巡して500万円(前年同期比87%減)となった。

  今期通期業績は、売り上げが集中する第4四半期に主力の人材派遣サービス及びロジスティクスアウトソーシングのいっそうの業務拡大を進め、コールセンター業務、Wi-Fi設置業務、クレジット会員獲得業務が引き続き好調に推移することから期初予想を据え置き、経常利益は、8000万円(前期比4.7倍)と連続高変化し、純利益は、株式売却益の一巡で6200万円(同69%減)と見込んでいる。

  株価は、今期業績の続伸予想で年初来高値3万3000円まで上値を伸ばし、今年7月の今期第2四半期累計業績上方修正では織り込み済みとして2万円台を試す下値もみ合いが続いた。PERは9倍台と割安であり、目先売り一巡後に高値奪回を目指そう。押し目買いがよいだろう(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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