中国、ベネズエラのリモートセンシング衛星を打ち上げ

2012年10月3日 11:45

印刷

記事提供元:sorae.jp

Image credit: CGWIC

中国長城工業集団有限公司は北京時間9月29日12時12分(日本時間13時12分)、甘粛省の酒泉衛星発射センターから、ベネズエラのリモートセンシング衛星「VRSS-1」を載せた「長征2号丁」(Long March 2D)ロケットを打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、衛星を所定の軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 「VRSS-1」はベネズエラ初のリモートセンシング衛星で、太陽同期軌道に投入され、ベネズエラの資源探査、環境保全、災害観測などに使用される。

 今回の打ち上げは、2011年5月の中国とベネズエラとの契約に基づき、実施されており、中国が海外のためにリモートセンシング衛星を打ち上げのは今回が初めて。

 なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって168回目の打ち上げだった。

 ■委内瑞拉遥感衛星一号
http://cn.cgwic.com/VRSS-1/index.html
 【関連記事】
中国、第2世代「北斗」を2基同時に打上げ
中国、データ中継衛星「天鏈1号03星」を打ち上げ
中国、初の女性宇宙飛行士を乗せた「神舟9号」を打ち上げ
中国、リモートセンシング衛星「遥感15号」を打上げ
中国、通信放送衛星「中星2A」を打上げ

関連記事