【編集長の視点】クスリのアオキ、競争激しい業界で上方修正の実力、猛暑効果も

2012年9月19日 11:52

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  クスリのアオキ <3398> は、170円高の3575円と3営業日ぶりに急反発し、8月14日につけた上場来高値3750円を視界に捉えている。前日18日大引け後に今5月期第1四半期(1Q)決算の開示に合わせて、早くも今期第2四半期累計・通期業績の上方修正を発表、内需割安株買いが再燃、売り方の買い戻しも押し上げ効果を発揮している。

  業績修正のうち5月通期業績は、期初予想より売り上げを21億7300万円、経常利益を6億100万円、純利益を4億4400万円それぞれ引き上げ、純利益は、25億6400万円(前期比25%増)と前期の過去最高を大幅に更新する。

  1Qにドラッグストア3店舗、調剤専門薬局4薬局の新規出店に加え、積極的な店舗改装による商品構成の見直し、営業時間延長などで既存店客数が増加、7月後半以降は猛暑による季節品需要の堅調な推移がオンして売り上げが伸び、売上総利益も増加したことから上方修正した。競争が激しさを増す業界で上方修正したことに評価は高い。

  株価は、猛暑関連人気に7月の月次売上高が連続2ケタ増と好調に伸びていることが続いて上場来高値をつけ、3130円まで調整、出直り基調を強めてきた。前期業績も四半期決算発表のたびに3回も上方修正され株価が好感高したことを連想、売り長で逆日歩のつく信用好需給もサポートして、PER10倍台の割安修正に弾みをつけ、最高値奪回に動こう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ゼンリンがスマホ向け好調などで急伸し2日ぶり高値更新(2012/09/19)
【株式評論家の視点】TAC、戻り相場へ波動転換、公認会計士の未就職問題は収束へ(2012/09/19)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事