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【編集長の視点】三栄建築設計は業績下ぶれを織り込む、これから1部指定を評価
<銘柄ウオッチ>
三栄建築設計 <3228> は、2円高の736円と小幅ながら3日続伸し、6月12日につけた年初来安値662円から底上げしている。
同社株は、2012年8月期業績の下方修正が響いて年初来安値まで売られたが、連続最高純利益更新は変わらないとして873円までリバウンド、今年8月6日の東証1部指定替えとともに実施した新株式発行(発行価格748円)・株式売出しを嫌って698円まで再調整、東証株価指数(TOPIX)組み入れに伴うTOPIX連動型ファンドの買い増しなどの需給好転思惑で下値を切り上げており、なおPERは5倍台と下げ過ぎとして来期業績への期待を高め買い増勢となっている。
同社の目下集計中の2012年8月期業績は、不動産販売事業の工事進捗で、東北エリアの住宅建築の復興需要や新規着工需要が増加しているものの、工事事業者の手配が計画通りにいかず、遅れが生じたことから期初予想を下方修正したが、純利益は、27億4700万円(前期比1%増)とプラスをキープし、前期に続き過去最高を更新する。
続く2013年8月期業績は、東京23区内など首都圏エリアを中心にプレミアムプロジェクトを展開、新進出したマンション事業も寄与して再成長なども観測されており、10月に発表が予定されている8月期決算への注目度がアップしてくる。
業績伸び悩みは織り込み済みとなるもので、株価も、まず年初来高値1140円から同安値までの調整幅の3分の1戻り821円に挑戦しよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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