アトラスVロケット、ヴァン・アレン帯探査衛星2基を打上げ

2012年9月3日 12:00

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記事提供元:sorae.jp

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 ユナイテッド・ローンチ・アライアンス社(ULA)はアメリカ東部夏時間8月30日4時5分(日本時間17時5分)、米航空宇宙局(NASA)のヴァン・アレン探査衛星(RBSP)2基を載せたアトラスロケット(アトラスV)を、ケープ・カナベラル空軍基地から打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、「RBSP-A」と「RBSP-B」がそれぞれ所定に軌道に投入され、打ち上げが成功した。

 「ULAチーム及びパートナーたちは、この2基の探査機の打ち上げを成功させ、とても誇りに思っています」

 今回の打ち上げ成功について、ULA社のジム・スポンニック(Jim Sponnick)副社長はこのように述べた。

 ヴァン・アレン帯探査衛星は長楕円軌道に投入され、2基の軌道をずらして、ヴァン・アレン帯内の電子・陽子の変化や、時間と空間に伴う変動などを観測する。ヴァン・アレン帯を観測する探査機は世界で初めてで、ミッションは2年以上予定されている。

 ■ULA Atlas V Successfully Launches NASA's Radiation Belt Storm Probes Mission
http://www.ulalaunch.com/site/pages/News.shtml#/107/

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