星出彰彦宇宙飛行士、日本人初のISS船外活動を実施

2012年8月31日 12:00

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記事提供元:sorae.jp

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 国際宇宙ステーション(ISS)に滞在している、第32次長期滞在クルーのサニータ・ウィリアムズ宇宙飛行士と星出彰彦宇宙飛行士は8月30日、予定されていた船外活動を実施した。

 日本人宇宙飛行士がISSの船外活動を実施したのは今回が初めて。

 船外活動はアメリカ東部夏時間8月30日8時16分(日本時間21時16分)に始まり、両宇宙飛行士は船外活動用宇宙服(EMU)を着て、約8時間17分間にわたって作業を行い、16時33分(日本時間8月31日5時33分)に無事終了した。

 今回の船外活動では、電力切替装置の交換作業が予定されていたが、ボルトが締められず、作業が延期され、また、電力切替装置の交換作業に時間を割いたため、ロボットアームのカメラ・照明装置の交換作業も中止された。多目的研究モジュールの電源ケーブルの敷設作業も2本のうち、1本のみ設置した。

 写真=NASA。

 ■Astronauts Complete Second Expedition 32 Spacewalk
http://www.nasa.gov/mission_pages/station/living/index.html

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