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【銘柄診断】新日本製鐵は悪材料をこなしきった強さに注目、中期増益路線は不変
新日本製鐵 <5401> に個人投資家の押し目買いが流入してきた。今2013年3月期の第1四半期の業績はアジアの鉄鋼需要の回復が遅れていることに加え、鋼材市況が低迷していたため、経常利益は92億円と前年同期比83%の大幅減益となった。
低調な決算は7月30日に発表されたが、7月25日の143円をボトムとする訂正高波動には影響を及ぼさず、8月20日の179円まで買い進まれた。その後は再び中国の景気鈍化を背景に、アジア市場における生産設備の過剰感が懸念され、ダメ押しを余儀なくされているところ。
この押しを見た個人投資家が動き出してきたもの。日証金では30日の売買で新規の買いが450万株も流入しており、個人投資家の買い場到来とのムードの高まりが感じられる。
中国などアジアの新興国の根強い鉄鋼需要に支えられ、鋼材輸出を伸ばすことで業績は増益基調が続く方向が予想される。10月1日に住友金属工業 <5405> との経営統合が予定されており、次第に統合後の効果を前向きに評価する機運が盛り上がっていきそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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