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『緊張の9月を前に手控え感強まる展開』JAL申込換金売りも=犬丸正寛の相場展望
来週(27~31日)は、8月最終の週。『緊張の9月を前に手控え感が強まる展開』を予想。国会の会期末9月8日を控え、外交・領土問題も絡んで政局は波乱模様。[写真拡大]
来週(27~31日)は、8月最終の週。『緊張の9月を前に手控え感が強まる展開』を予想。国会の会期末9月8日を控え、外交・領土問題も絡んで政局は波乱模様。一方で日本の4~6月GDPは不振。この影響が企業業績に現れそうで、第2四半期(4~9月)が近づくにつれ企業業績に対する警戒感が強まりそうだ。
しかも、欧州信用不安で輸出環境は厳しさを増している。竹島問題、尖閣問題は欧州経済不振の影響を受け、韓国、中国の経済も苦しくなっている現われとみられる。とくに、中国向け輸出は厳しくなりそうだ。
また、崩れてはいないものの、NYダウも波乱状態。9月12日には米FOMCの金融政策決定が行われる。最近では金融緩和期待が強まったり、小さくなったり揺れている。仮に、金融緩和が小幅だったら材料出尽くしから大きく下げる心配もある。
需給面でも日本航空の上場を控え9月11日~9月14日申し込みを控え、手持ち株の換金売りが出てくるのではなかろうか。こうしてみると、9月は要警戒といえる。
チャート面では、前週末(17日)に日経平均は26週線まで上昇。今週(20~24日)、26週線を上抜くことが期待された。一時は26週線を抜いたものの、肝心の週末には上抜くことができなかった。26週線は企業業績との関連が強く、マーケットが企業業績に対し警戒感を持っている現われでもあった。
来週(27~31日)は大きく下げるとは思えないものの、上にも期待することは難しいだろう。小幅のモミ合いが予想される。(執筆者:犬丸正寛 株式評論家・日本インタビュ新聞社代表)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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