【銘柄診断】ファーストリテイリングは国内市場の低調を織り込み、改めて海外拡大を評価

2012年8月20日 15:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ファーストリテイリング <9983> が出直りに弾みを加え、4月以来の1万8000円台回復場面となっている。7月の国内ユニクロ事業の既存店売上高は前年比2%減になった。4カ月連続で前年割れとなっている。

  前期は7月までの既存店売上高の累計実績は前年同期比0.6%減と伸び悩みが歴然としている。国内事業の低迷で前8月期の業績は営業利益が1380億円から1315億円(前8月期1163億円)に減額修正された。

  そうした悪材料を克服しての出直りとあって、足取りに強さが感じられる。株価はアジアを中心とする海外ユニクロ事業の拡大が業績を牽引する成長性を評価する相場に入っており、国内要因はもう株価にはそう響かなくなっているようだ。

  直近の信用売り残は57万株と信用買い残の19万株を大きく上回る売り長状態。日証金では連日逆日歩も発生している。10月初めにも予想される決算発表、特に来2013年8月期の好業績に期待が強まりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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