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JAXA、シイタケ形の傘で減速を行う大気圏突入機を打ち上げ
記事提供元:スラド
ある Anonymous Coward 曰く、
東京大学や宇宙航空研究開発機構は「大気圏突入機」を搭載した観測ロケット S-310-41 号機の打ち上げを 7 日の 16 時半から 17 時の間に行う予定。実験では打ち上げられた S-310-41 号機から大気圏突入機を放出、大気圏突入前にシイタケ形の傘を広げて減速する。
この「大気圏突入機」は宇宙から地球に帰還する探査機への応用を目指したものだという。今回の目玉となるのは、耐熱布でできた「柔軟エアロシェル」と呼ばれる傘。この傘はシイタケのような形状をしている。大気圏突入機本体の周囲に折りたたみ傘のように巻かれており、高度 100 km でロケットの回転を利用して自動的に広がる。直径は 1.2 m で、傘の外周などに炭酸ガスを注入しその圧力で形を保つ。
この傘を広げることにより、突入時に発生する熱を従来の 10 分の 1 程度に抑えることができる。空気抵抗や温度、風圧、姿勢などの観測データを収集するのが目的 ((YOMIURI ONLINE の記事、毎日jp の記事より) 。実験の詳細は宇宙航空研究開発機構の公開している PDF が詳しい (公開時期がやや古いため、内容変更されているかもしれないが) 。
※ ぶっちゃけ Z ガンダムに出てくるバリュートそのものですね。
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