【注目の決算発表】トヨタは3連騰、1QのV字回復業績をADR高が支援し下げ過ぎ訂正

2012年8月6日 10:54

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  トヨタ自動車 <7203> は6日、125円高の3190円と3営業日続伸して始まっている。前週末3日大引け後に今3月期第1四半期(1Q)決算を発表、V字回復して着地するとともに3月通期業績に対して高利益進捗率を示しており、同様のケースとなったホンダ <7267> と異なって、前週末の米国市場で同社ADR(預託証券)が、東京市場の終値に対して121円高(円換算値)で引けたこともサポートし下げ過ぎ訂正買いが増勢となっている。

  1Q業績は、売り上げが前年同期より59%増と増収転換し、税引前純利益は4152億300万円(前年同期は805億3100万円の赤字)と各黒字転換、純利益は、2903億4700万円(同11億6000万円の黒字)とV字回復した。期初予想の3月通期業績対比の利益進捗率は、35~38%と目安の25%をオーバーした。

  車両生産台数が223万6000台、車両販売台数が226万6900台とそれぞれ前年同期の88%増、85%増と伸び、為替レートは1ドル=80円(前年同期実績82円)、1ユーロ=103円(同117円)と円高となり、純利益で400億円の減益要因となったが、販売増などの営業努力で4400億円、原価改善努力で700億円に達した増益要因でカバーしてV字回復した。

  3月通期業績は、為替レートを1ドル=80円と期初予想通りとして、対ユーロでは1ユーロ=101円と4円の円高方向で見直したが、車両販売台数を期初予想の870万台から880万台(前期比19%増)と上方修正して期初予想を据え置き、純利益は、7600億円(同2.6倍)とV字回復を見込んでいる。

  株価は、今期業績のV字回復予想も市場コンセンサスを下回るとして3000円台を割り、BMWとの提携などをテコに3260円までリバウンドしたが、再度、3000円台の攻防が続いた。PER13倍台、PBR0.9倍の下げ過ぎ訂正を強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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