【銘柄診断】大成建設は中期増益路線を見直しへ。逆日歩発生も株価反転への支援要因に

2012年7月26日 16:02

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大成建設 <1801> は全般の波乱に巻き込まれ調整に入っているが、高値圏で値を保ち堅調な足取りだ。輸出関連株が為替の激動を受け波乱色を強めているが、復興需要を背景に数年先まで増益基調が見通せる復興関連株の業績の確かさが好感されている。

  復興工事の発注は、今2013年3月期に本格化し、2014年3月期、2015年3月期と発注が継続の方向にある。会社側は2015年3月期を最終年度とする新たな中期経営計画を策定した。建設事業の強化、海外事業の収益構造の確立などを経営課題として掲げ、最終年度には営業利益で470億円(今2013年3月期予想410億円)の達成を目指す。

  現在の好環境を踏まえると、目標達成の可能性は十分だ。7月10日に225円と、これまでの上値のフシである223円をクリアー、もみ合い離れへの期待が高まったが、全般相場の調整に行く手を阻まれてしまった格好。

  直近の取組みは売り537万株、買い402万株と売り長状態にある。日証金では散発的に逆日歩が発生しており、株価反転へのサポート要因になりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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