マネックスがソニーバンク証券を買収、完全子会社化へ

2012年7月17日 16:45

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 マネックスグループは17日、本日、ソニー銀行の100%子会社であるソニーバンク証券の全株式を、2012年8月1日付にてマネックスグループが取得することを決定し、ソニー銀行との間で株式売買契約を締結するとともに、ソニー銀行とマネックスグループの子会社であるマネックス証券との事業提携の強化についての基本合意に関する覚書を締結したと発表した。

 株式の取得価額は22億5,500万円。株式取得後、ソニーバンク証券はマネックスグループの100%子会社となるが、同社は今年度中をめどにマネックス証券に統合する予定。

 マネックス証券は、ソニー銀行と2005年12月より金融商品仲介業務で提携関係にあり、ソニー銀行の顧客に、預金や投資信託などと並ぶ資産運用ラインナップの一環として、株式や債券など国内外の豊富な金融商品・サービスラインナップを提供してきた。ソニー銀行は、100%子会社としてソニーバンク証券を有しオンライン証券ビジネスを展開してきたが、今回マネックスグループがソニーバンク証券の全株式を取得し、マネックス証券に統合することとした。

 また、両社の金融商品仲介を中心とした事業提携の強化は、ソニー銀行の顧客に対するマネックス証券の商品・サービス提供の一層の拡充と共に、今後のマネックス証券の顧客基盤拡充およびソニー銀行のオンライン銀行機能とマネックス証券との連携を企図している。

 なお、今回の株式取得などにより、マネックスグループは2013年3月期第2四半期において、特別利益として負ののれん発生益を約9~10億円計上する見込み。

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