冥王星に5つ目の衛星が発見される

2012年7月14日 16:19

印刷

記事提供元:スラド

Andrion 曰く、 ハッブル宇宙望遠鏡による観測で、冥王星に新たな衛星が発見された。暫定的に「S/2012 P 1」または「P5」と呼ばれている(NASA Hubble Space TelescopeHubbleSiteのニュースリリースCNN.co.jpの記事MSN産経ニュースの記事)。

P5はカロン、ニクス、ヒドラ、S/2011 P 1(P4)に次ぐ5つ目の衛星となる。不規則な形をしており、数十億年前に冥王星が他の天体と衝突したときの残骸と考えられるとのこと。大きさは幅10~25kmと推定され、これまでに発見された冥王星の衛星の中では最も小さい。また、軌道は直径9万km程度で、冥王星に2番目に近い衛星となる。

NASAが2006年に打ち上げた冥王星探査機 New Horizonsは、2015年の冥王星接近を予定しており、今回の発見がミッションの大きな助けになるとのことだ。

 スラッシュドットのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 宇宙 | NASA

 関連ストーリー:
冥王星探査機が木星で重力加速に成功 2007年03月03日
惑星から冥王星が除外、太陽系惑星は8個 2006年08月24日
初の冥王星探査機、1月17日に打ち上げ  2006年01月15日
冥王星の月には大気がなかった 2006年01月08日
冥王星に新たに2つの月を発見 2005年11月01日
冥王星の外側に巨大「小惑星」発見 2002年10月08日

 

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事