【株価診断】太平洋セメント高値から12%下げ、「疲労症状」回復がポイントに

2012年6月21日 09:57

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  太平洋セメント <5233> の6月20日終値は172円。4月2日の年初来高値195円から11.7%の下げ。6月4日につけた年初来安値145円までなら25.6%の下げ。TOPIX(東証株価指数)が高値から20日までの下げ14.3%に比べると小さいものの、TOPIXの安値までの20.6%下げに比べるとやや大きい。

  これまで、比較的底堅く推移していた動きが欧州信用不安の予想以上の厳しさから全般相場が大きく下げたことで堪らず下げに転じた姿と言えそうだ。好人気を持続していたのは、営業利益が2011年3月期の4.6倍→2012年3月期77.6%増益→2013年3月期(予)23.3%増益と、増益変化率の大きいことがある。これらのことから、症状風に言えば、体力過信から「無理のたたった疲労症状」といったところだろう。

  配当は前期に1.5円増配して年4円とした。今期も年4円は継続の予定。予想1株利益は8.1円。20日の172円は利回り2.32%、PER21.2倍。PERの高いことも最後の下げを大きくしたようでもある。

  週足チャートでみれば、2010年10月の87円をボトムに2011年3月の100円、2011年9月の123円と下値は着実に切り上げている。チャート面では相場は崩れてはいないとみてよい。今後は好業績と復興需要をテーマに相場の「疲労症状」がいつ頃、取れて回復に向かうかがポイントだろう。小回り3ヶ月とみれば高値から3ヶ月の7月ころが出直り時期となりそうだ。それが、こじれた時は高値から6ヶ月の10月ころの出番となりそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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