【銘柄診断】日野自動車は国内、海外とも上振れ見通し、株不足続き需給妙味も

2012年5月23日 10:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日野自動車 <7205> が底打ちパターンに入ってきた。500円大台で押し目買いが膨らみ、反発力が強まってきている。

  今2013年3月期は営業利益470億円、前期比25%増益が見込まれているが、これでひとまず好材料出尽くしとの見方を呼び、決算発表の4月26日以後、株価は下げを鮮明にしてきた。

  しかし、国内は復興需要による上ぶれが期待できるうえ、海外もアジア、中南米を中心に急拡大する見通しにある。そのため、今3月期の見通しについて、一部アナリストは早くも増額修正必至との見方を強めている。

  中期計画ではグローバル販売台数は最終年度の12015年3月期には19万6000台と前3月期比53%増を計画している。需要地に近いところでの車両・ユニット生産供給体制を構築する計画で、日本の他タイ、インドネシアなどでの増産を計画。2015年3月期の営業利益は750億円を想定している。

  日証金では連日株不足状態で、逆日歩でも発生するようだと戻り足が加速していくことも考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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