H-IIAロケット21号機、5月18日にしずくを載せて打ち上げ

2012年5月17日 13:16

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記事提供元:スラド

simon 曰く、 三菱重工業とJAXAは、第一期水循環変動観測衛星「しずく」と韓国航空宇宙研究院(KARI)の韓国多目的実用衛星「KOMPSAT-3」を搭載したH-IIAロケット21号機を5月18日午前1時39分に打ち上げると発表した(JAXAのWebサイト)。

 「しずく」は気候変動予測のために地球上の全地点の降水・降雪量や水蒸気量・植生などのデータを観測する衛星で、また韓国の「KOMPSAT-3」はH-IIAの初の海外顧客となる。

 なお今回はロケットの能力に余剰があるため、JAXAの小型実証衛星「SDS-4」と九州工業大学の「鳳龍2号」という2つの衛星を相乗りさせて打ち上げすることになる。いずれの衛星も太陽同期軌道(北極・南極点の上空を通過する極軌道)に投入される。

 今回打ち上げに成功すれば6号機の失敗以降15回連続の成功となり、成功確率は95%を超えることとなる。

 打ち上げの模様はJAXA放送やYouTube、Ustream、ニコニコ動画などでも生中継される。さらに筑波宇宙センターや海洋堂ワンフェスカフェ(秋葉原)、ギルドカフェコスタ(福岡)などでもパブリックビューイングが行われる予定。お近くの方は行ってみてもいいかも。

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