【銘柄診断】テイ・エス テックは今3月期業績がV字型回復へ、逆日歩も相場を後押し

2012年5月7日 22:03

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  テイ・エス テック <7313> は高値圏のもみ合いを離れ再び新展開に突入してきた。前2012年3月期は営業利益94億100万円と前年同期比53%減益に見舞われた。しかし、これはタイの洪水の影響と原因がはっきりしている。

  そのため、洪水の影響が一巡する今2013年3月期の業績は好転が必至の状況で、業績発表を前にアナリスト筋はレーティング引き上げ、目標価格アップなどを相次いで打ち出していた。

  そうした、今3月期の好転を先取りするかたちで3月27日に年初来高値1668円を示現。ただ、先取りはしたものの、実際業績が予想通りの好転となるかウォッチしたいとのムードが強まり、微調整に入っていた。

  そして4月27日に発表された決算は、今2013年3月期の営業利益が215億円と前期比2.3倍という大幅増益見通し。米国でのホンダ車の新モデル投入効果やタイでの生産回復が業績の追い風になることが要因。

  アナリスト筋では、早くも今3月期については会社側見通しを上回るとの見方も出ている。信用取引も売り長の状況が続き、日証金では連日逆日歩が発生し、踏み上げ人気も買い気を刺激することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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