【銘柄診断】日東電工は「グローバルニッチトップ」拡大で増益路線復帰目指す

2012年5月4日 19:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  日東電工 <6988> が浮揚力を強めようとしている。液晶パネルに使用される光学用保護フィルムや電子部品に使用される製造工程用テープが、需要減速と競争環境の激化により低調に推移したことなどにより前2012年3月期は営業利益564億円と前々期比33%ダウン。しかし、今3月期については営業利益710億円と前期比21%増益を見込む好業績が評価されている。

  同社はテープ分野で培った技術を基盤に「グローバルニッチトップ」(部分的だが不可欠で、かつ先進的な製品分野で世界のトップ)を目指して事業を展開している。

  現在、LCD用光学フィルムをはじめ、半導体ウエハ保護固定用テープ、磁気ヘッド用薄膜金属回路基板などの分野で世界シェアトップを誇る。これらを増加させていくことにより、今3月期の業績回復が来期以降の続伸への第一歩になるものと見られている。3500円台を通過すると半年以上にわたるもみ合い離れ確認となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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