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太陽観測衛星「ひので」が太陽極域磁場の反転を捉える
記事提供元:スラド
774THz 曰く、 国立天文台と理化学研究所の研究者を中心にした国際研究チームの発表によれば、太陽の北極域のみで磁場の極性逆転が起こりつつあることを太陽観測衛星「ひので」が捉えたそうです(プレスリリース、時事ドットコムの記事、アストロアーツの記事)。
現在の太陽活動は極小期をすぎて上昇しつつありますが、今回の極小期を大局的にみると太陽の北極がマイナス極、南極がプラス極になっており、太陽活動極大期にほぼ同時に反転することが予想されていました。しかし観測によれば、太陽の北極で磁場がほぼゼロの状態に近付いて予想より約1年早く反転しつつある一方で、南極では安定してプラス極が維持されています。このことから、南北の両方がプラス極になり、現在の双極子構造から四重極構造になることが想定されるそうです。
地球が寒冷であったとされるマウンダー極小期やダルトン極小期にも太陽がこのような状況にあったと考えられており、地球温暖化問題の議論に対する影響もありそうです。
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