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【銘柄診断】第一三共は配当落ち機に低調相場に、薬価引き下げで環境も厳しい
記事提供元:日本インタビュ新聞社
第一三共 <4568> は前2012年3月期決算の配当落ち後、売り込まれる動きとなり年初来の安値圏にまで水準を下げてきている。
取り立てて悪材料が表面化したわけではなく、3月の中・下旬にかけての上昇が配当取り狙いの買いに支えられたものであることが確認された格好。
前3月期の営業利益は第3四半期の決算発表時に900億円から1000億円(前期比18%減)に増額修正された。しかし、今2013年3月期は4月からの薬価改定で6%台の薬価引き下げとなり、業績面で大きな浮上は期待しにくい。
2010年の抗菌剤「クラビット」の特許切れに伴い急低下してきた業績の向上への根本的な解決策がまだ見出せない状況にある。
豊富な国内新薬群の寄与などにより増収増益基調が続くものと思われるが、2008年3月期には1株利益135円を記録していたのに対し前3月期の1株利益は21円に過ぎない。
配当利回りが4.3%に達しているだけに、底値圏に届いたとは思われるが、浮上には材料難の様相が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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