日立、米ウエスタンデジタルへのHDD事業の譲渡を完了 譲渡額は約3900億円

2012年3月9日 16:48

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 日立製作所は9日、米国時間の3月8日に、米国のハードディスクドライブ製造会社であるWestern Digital Corporation(以下、WD)へのハードディスクドライブ事業の譲渡を完了したと発表した。

 日立は、100%子会社である日立グローバルストレージテクノロジーズ(以下、日立GST)の持株会社であるヴィヴィティテクノロジーズの全株式を、現金39億ドルおよびWDの株式2,500万株(9億ドル相当)を合わせた約48億ドル(約3900億円)相当でWDに譲渡した。日立はWDの株式2,500万株の取得により、同社の発行済株式総数の約10%を保有することとなる。また、日立は、WDに2人の取締役を派遣する権利を有している。なお、日立GSTのPresident&CEOであるスティーブ・ミリガン氏は、WDの経営陣にPresidentとして加わる。

 日立は、今回の株式譲渡により、2012年3月期の連結決算において、有価証券売却等利益1,910億円を営業外収益に計上する予定。また、2012年3月期の個別決算において、関係会社株式売却益2,629億円を特別利益に計上する予定。

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