【注目の決算発表】SUMCOは今期純利益が黒字転換も利益確定売りが交錯しもみ合い

2012年3月9日 11:56

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  SUMCO <3436> は9日、寄り付きに19円高の906円と4日続伸したが、高値後は31円安まで売られるなど前日終値を挟みもみ合っている。

  同社株は、前日8日に再生ファンドの経営再建支援報道を受けて商いを伴って急続伸しており、大引け後に1月期決算を発表、前期は、今年2月の3回目の下方修正通りに連続赤字幅を悪化させて着地し、今期は、純利益の黒字転換を予想したが、上値の伸びが鈍いとして利益確定売りも優勢となっている。

  同社の前期業績は、純利益が843億6900万円の赤字(前々期は655億8700万円の赤字)と落ち込んだ。半導体用シリコンウェハー事業が、上半期に販売数量が伸長したが、下半期に入って半導体の生産調整を受け、ソーラー用シリコンウェハーも需給悪化と大幅な価格下落が続いたことが要因となっており、経営再建のため策定した事業再生計画で構造改善費用581億1500万円の特別損失や繰延税金資産272億6800万円を取り崩したことから大きく落ち込んだ。

  今期業績は、シリコンウェハー市場が、スマートフォンやタブレットPCなどの需要を下支えに緩やかに回復、なかでも300ミリウェハーは、微細化対応製品の回復が比較的早いとして黒字転換、純利益は、構造改革費用が一巡して30億円と予想した。なお同社は、前日同時に事業再生計画で明らかにしていた450億円のA種種類株式の発行と社長交代も発表した。

  株価は、昨年12月の昨年来安値520円から事業再生計画に反応して925円まで急反発、高値調整していた。株不足で逆日歩のつく信用好需給などと綱引きし強弱感の対立が激化しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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