【銘柄診断】ニチハは大震災の割安復興関連株買いが拡大し高値を窺う

2012年3月7日 15:37

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ニチハ <7943> は7日、28円高の959円まで上げて続伸し、今年2月24日につけた年初来高値972円を視界に捉えた。東日本大震災関連の復興関連の割安株買いが増勢となっており、今年2月3日発表の今3月期業績の3回目の上方修正と期末配当の増配が見直された。

  同社株は、今期業績の再々上方修正以来、短期130円高したが、PERは7倍台、PBRは0.8倍と割安にとどまっている。業績再々上方修正は、金属系外装材に大震災の復興需要が続き、国内窯業系外装材も、被災した子会社工場を含めた2工場が通常操業体制に早期復旧して売り上げが伸び、工場稼働率のアップや合理化効果に伴う原価低減が想定以上だったことが要因となった。

  純利益は、期初予想の24億円が36億円、41億円、44億円(前期比8.3倍)に次々に引き上げられて大幅続伸、1997年3月期の過去最高(44億7400万円)に肉薄する。

  期末配当も、昨年8月予想の10円を14円に引き上げ、年間42円(前期実績4円)に大幅増配する。

  株価は、2010年6月高値984円抜けから2008年6月以来の1000円台での活躍場面が想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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