【銘柄診断】カプコンは来期の業績急回復に改めて買いを吸引できるかが焦点

2012年2月28日 18:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  カプコン <9697> は昨年11月14日に2234円まで買い直されたが高値クリアーには至らず、2番天井形成からの調整局面を迎えている。

  今2012年3月期の第3四半期決算は、営業利益が67億4400万円と前年同期比47%減に見舞われた。前期に大型タイトルがあった反動が響くもので、スマホ向けゲーム配信事業の好調では補えなかった。今3月期通期でも営業利益は121億円と前期比15%減益にとどまる見通し。

  来2013年3月期は「バイオハザード」「モンスターハンター」など人気シリーズの最新作を複数投入。海外向けのゲーム配信も強化する方針で、大幅な増収益が予想される。

  アナリスト筋では来2013年3月期については営業利益166億円程度への回復を想定する声が強い。ただ、ゲーム業界全体の株価が勢いを無くしているだけに、果たして来期の大幅増益をすんなり織り込みいけるかどうか難しいところ。来期の動向をにらみながらの値固め場面入りが有力。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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