【銘柄診断】昭光通商はインパクトのある材料見当たらずもみ合い展開を継続へ

2012年2月24日 15:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  昭光通商 <8090> は震災以後の価格復元力が強く、高値圏でのもみ合い展開となっている。LED関連の原料が伸び悩んだが、酸化セリウムなどレアアースが好調で、前2011年12月期は営業利益18億2200万円(前々期14億7400万円)と増益を確保した。

  今2012年12月期についても、2011年度を初年度とする5ヵ年の中期計画を着実に実行することにより営業利益20億円と前期比10%増を見込んでいる。中期計画ではM&Aに積極的に取り組み事業構造改革を変革するほか、中国を中心としたアジア地域の更なる拡大などが骨子で、2015年12月期には営業利益30億円を想定している。

  足元の業績は順調だが、取り立ててインパクトのあるほどではなく、投資指標も特段割安ではない。ただ配当利回りが3.6%と高く、下値を支える要因にはなりそう。中期計画の進展をにらみながらもみ合いを続けていく展開が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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