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米国、34 年ぶりに新規原発 2 基建設へ
記事提供元:スラド
capra 曰く、
米原子力規制委員会 (NRC) は現地時間 9 日、ジョージア州の原子力発電所における原子炉 2 基の新規建設を承認した (NHK ニュースの記事、毎日 jp の記事、本家 /. 記事より) 。
米国では 1979 年のスリーマイル島原子力発電所事故以来、原発の新規建設はなく、新規建設承認は 34 年ぶりとなる。欧州では脱原発の動きが広まっているが米国は原子力を容認する方針を表明しており、今回の決定はこれに従うものとなった。承認は NRC の委員 5 人によって行われ、今回の採決では 4 対 1 の賛成多数であった。唯一の反対票を投じたのは NRC トップであるヤツコ委員長であり、今回建設予定の原子炉において福島第一原発で起きた部分的メルトダウンへの対策強化が強制されていないとの見方から「福島第一原発での事故の教訓を受けて、さらなる安全策の強化が保証されなければ賛成はできない」とその反対理由を説明したそうだ。他委員は昨年行われた安全性の見直し作業において対応済との見方を示したとのこと。
なお、新たに建設されるのは米ウェスティングハウス・エレクトリック社の新型加圧水型原子炉「AP1000」。1 基は 2016 年、もう 1 基は 2017 年の運転開始をめざし年内から着工されるとのことだ。
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