近鉄エクスプレス、インド大手物流企業と合弁会社を設立　

　近鉄エクスプレス（KWE）は13日、インドの物流会社Gati Ltd.とインドにおいて合弁会社を設立すると発表した。出資比率はGati社70％、KWEグループ30％。KWEグループの出資額は約27億インドルピー（約46億円）。

　KWEグループは、1997年7月インドにKintetsu World Express (India) Pvt. Ltd.（KWEインド）を設立し、国際貨物輸送を中心に事業を展開してきたが、今後さらにグローバル規模でインド物流の取扱い拡大を図るため、今回インドの大手物流会社であるGati社と共同出資により合弁会社を設立することを決定した。

　Gati社は1989年に設立され、国内貨物輸送（トラック、航空、鉄道）・宅配事業を主力事業とし、ロジスティクス事業、国際貨物輸送事業、船舶運行事業等、幅広い物流サービスの提供を行っている。国内貨物輸送では、日時指定配送やGPSによる配達完了情報（POD=Proof of Delivery）の顧客携帯端末への自動配信等、高付加価値な物流サービスをインド全土で提供している。また、インドでの運行トラック車両は約4,000台に上り、拠点数も約500を数える。

　KWEグループのグローバルネットワークとGati社の高品質な国内物流サービスを組み合わせることで、グローバル規模でインドビジネスの取扱い拡大が見込まれる。