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スペースX社、ISSへのファルコン9ロケットの打ち上げは4月
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スペースX社(Space Exploration Technologies Corporation)のイーロン・マスクCEOは2月3日、今月に予定されていた国際宇宙ステーション(ISS)へのファルコン9ロケット3号機の打ち上げについて、4月に延期するだろうと述べた。
ドラゴン宇宙船を載せたファルコン9ロケット3号機の打ち上げはもともと2月7日に予定されていたが、同氏によると、飛行ソフトウェアの改良と試験を行うため、延期は4月まで続くとみられる。今のところ、新しい打ち上げ日時については決まっておらず、今後、米航空宇宙局(NASA)と協議する予定だという。
ファルコン9ロケットは2段式のロケットで、初段にケロシン・液体酸素を燃料とするマーリン・エンジンを9基束ね、2段目に同じくケロシン・液体酸素を燃料とするマーリン・バキュームエンジンを搭載している。静止トランスファ軌道への打ち上げ能力は約4500kgで、日本のH-IIAロケット(H2A202型)に匹敵する。
一方、ドラゴン宇宙船は、最大7名の宇宙飛行士を乗せる有人タイプと、2500kg以上の物資を載せる補給タイプの2種類。ファルコン9ロケットによって打ち上げられ、ISSと自動ドッキングでき、帰還はパラシュートを用いて、海面に着水する仕様となっている。
スペースX社は2010年12月にドラゴン宇宙船を載せたファルコン9ロケット2号機を打ち上げ、民間企業が作った宇宙船として初めて大気圏再突入を成功させた。
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