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【銘柄診断】松田産業は米国QE3期待の金価格続伸をテコに4連騰
松田産業 <7456> は5日、2円高の1193円と昨年末から通算して4営業日続伸している。年明け1月3日の米国市場で、金先物価格が、33.7ドル高の1トロイオンス=1600.5ドルと続伸して引けたことを受け、金価格の上昇を先取りして関連の割安株買いが増勢となっており、同社が、昨年末12月22日に発表した自己株式取得(上限7万株、1億円)も、需給好転要因として合わせて見直されている。
金先物価格は、昨年末に1トロイオンス=1540.90ドルと昨年5月末以来、7カ月ぶりに安値に沈んだが、米国FRB(連邦準備制度理事会)が、欧州の債務危機の波及に対応して量的緩和第3弾(QE3)に踏み切るとの観測が強まり、つれて金価格への先取り買いが再燃してきた。
同社は、貴金属リサイクル事業を主力事業としており、業績は、貴金属原料の回収量と貴金属価格の動向により左右される。
今3月期業績は、昨年8月に海外からの回収量増加と貴金属価格の上昇を要因に上方修正され、純利益は、44億円(前期比21%増)と続伸が予想されている。
一方、自己株式取得も、今期に入って5月、11月、12月と継続的に発表、着実に市場買い付けをしている。
株価は、東日本大震災発生で突っ込んだ昨年来安値842円から1334円の戻り高値までリバウンドしたが、金価格の下落とともに1100円台固めと調整色を濃くした。PER7倍台、PBR0.8倍の割安修正に再発進しよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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