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【銘柄診断】日本郵船は大幅減額など悪材料織り込みを終え、出直りに帆を張る
記事提供元:日本インタビュ新聞社
日本郵船 <9101> が11月25日の安値152円を底に出直りに転じてきた。世界景気の停滞を受け、今2012年3月期は営業利益が200億円の黒字から105億円の損失(前期1223億円)に大幅減額修正されたが、株価はそれを克服して出直ってきた。
タイの洪水被害の影響による荷動き減少懸念、定期船事業では大型新造船竣工による需給関係の軟化などが業績悪化の背景。株価の出直りの過程では「海運会社を取り巻く事業環境の厳しさと、船腹の供給過多による運賃の低迷の継続により、日本郵船の財務レバレッジが改善するには時間がかかる」として格付け会社がレーティングを引き下げたが、株価には影響がなかった。
2月18日の392円高値から一貫した下げを演じて、一応想定される悪材料は織り込まれたと思われる。株価の出直りにつれカラ空売りが増加し、直近の取り組みは売り989万株、買い2163万株と取組みは好転してきた。低位株人気に乗り、もう一段の浮上へ向かいそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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