【銘柄診断】瀧上工業は復興需要を背景に、来3月期の黒字転換に期待感が台頭

2011年12月24日 09:33

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  瀧上工業 <5918> は3月26日の年初来高値299円からの調整局面。鉄骨・橋梁事業を手掛けていることで震災関連として買い人気が集まったが、業績のフォローがないことで高値からは一貫した整理局面。ただ、株価は既に震災前の水準をも下回る位置にまで下げてきており、ここへきては下げ過ぎ感から出直りの動きを見せつつある。

  一部の大型橋梁工事の進捗に遅れが生じたことに加え、受注競争の激化に伴い受注量が当初の想定を大きく下回り、受注及び完成工事が減少。第1四半期決算発表時に今2012年3月期の9月中間決算が減額され、中間決算発表時に今3月期通期の営業損失が4億円と赤字転落へ下方修正となり、業績の悪化が株価に反映されている。

  問題は来2013年3月期の動向でで、震災復旧へ向け補正予算の措置が講じられるなど、今後の押し上げ効果に期待が持てる状況で、来期は水面上への浮上が有力だ。そうした状況でのPBR0.2倍は割安感を強く訴えるポイントになる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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