太陽に似た恒星のハビタブルゾーンで惑星発見

2011年12月7日 11:30

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記事提供元:スラド

 ある Anonymous Coward 曰く、

 NASA は 5 日、ケプラー探査機による観測で初めて、液体の水が存在する領域 (ハビタブルゾーン) 内に位置する太陽系外惑星を確認したと発表した (NASA's Kepler Mission のニュース記事本家 /. 記事) 。

 「ケプラー22b」と名づけられたこの惑星は地球から 600 光年の距離に位置しており、その半径は地球の約 2.4 倍。恒星から 0.85 AU の軌道を 290 日かけて周回している。地球より内側の軌道だが、恒星の熱量が太陽よりも小さいことからハビタブルゾーンに位置していると考えられており、地球と同程度の温室効果を持つ場合、平均気温は 22 ℃程度だと推定されている。

 観測チームでは 2 月にハビタブルゾーンに位置する惑星の候補として 54 個が見つかったと発表していたが、実際に確認されたのは今回が初めて。また、こうしたハビタブルゾーン内に位置する惑星としてはこれまでもグリーゼ 581dHD 85512 b 等が発見されていたが、いずれも小型の矮星の近くを周る惑星であり、太陽に近い恒星ではこれが初めてとなる。

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