【銘柄診断】大紀アルミニウム工業は株価上昇につれ売り残が増加、需給に注目

2011年12月7日 19:23

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大紀アルミニウム工業 <5702> がいきなりの人気化場面を迎えている。過去1994年の7月に有力筋介入を受け1660円の超高値を示現したことで、最近の仕手株人気の流れの中で思惑に連想が働いた格好。

  10月5日に270円の目先高値を示現したが、その後も高値圏で頑強な動きを続け、いかにも仕手筋介入を連想させるようなムードが漂っていた。そして11月7日の目先高値305円を更新した11月16日あたりからは人気が急速な広がりを見せ始めた。そうした勢いに乗り11月29日には397円と2008年7月以来の水準に達した。

  短期急騰相場の割にはその後の値もちが良く、相場になお余韻を残す展開となっている。株価上昇につれ取組みが拮抗、売り111万株、買い340万株と信用の取組みが厚みを増していることが下値を支える要素になっている。

  従ってここからは需給の動向が先行きの株価を規定することになりそう。PBRは0.8倍にとどまっているだけに、それほどの大きな崩れは無いかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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