放射線リスク欧州委員会のクリス・バズビー博士、「放射能対策商品」を販売中

2011年12月2日 10:30

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記事提供元:スラド

 hylom 曰く、

 英アルスター大学の客員教授で、ECRR (欧州放射線リスク委員会) の科学委員長であるクリス・バズビー (Christopher Busby) 博士が、「放射能対策商品」を販売しているそうだ (The Guardian の記事より) 。

 たとえば「ミネラルサプリメント」は 1 ボトルで 5,800 円、放射性物質による汚染を調べる尿検査キットは 98,000 円、食品検査キットは 108,000 円だそうだ。これら製品はバズビー氏の研究所やCBFCF (Chris Busby Foundation for Children of Fukushima) なる組織が関わっており、4u-Detox というサイトで購入できる。ただし、記事によると「これらのサプリメントは日本で販売されているほかのサプリメントよりも非常に高価」だそうで、たとえば似たような成分のサプリメントは 200 錠入りのボトルが 1,000 円程度で購入できるという。なお、CBFCF 側は「4u-Detox からの金は福島県や日本全国の子供達のために寄付される」と主張しているという。

 ちなみに、CBFCF は Green Audit という同じくバズビー氏が関わる組織への寄付も呼びかけている。バズビー氏やこれらの団体は原発事故における放射性物質汚染についてその危険をアピールしているのだが、これらについては内外の研究者や組織などからその信憑性について疑問の声が上がっている。

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