【銘柄診断】ISIDは連日高値更新、純利益はV字回復を鮮明化

2011年11月22日 19:58

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ISID(電通国際情報サービス) <4812> は22日、22円高の799円まで上げて5営業日続伸し、前日ザラ場につけた年初来高値796円を連日更新した。後場は値を崩し終値は7円安の770円と反落した。

  10月20日に再上方修正された今3月期の大幅黒字転換業績を見直して割安株が増勢となっており、株不足で逆日歩のつく信用好需給を背景にした売り方の買い戻しも騰勢に弾みをつけた。

  同社の今期業績は、今年9月、10月と相次いで上方修正された。急激な円高や欧州債務不安などで企業のIT投資が不透明化する環境下、金融業や製造業からの受注が計画を上回り、公共向けも堅調に推移、円高による仕入原価の低減、研究開発費の圧縮、原価低減などが業績再増額要因となっており、3月経常利益は、期初予想の19億1600万円から29億円(前期比23%増)へ、純利益は、同じく12億5800万円から18億円(前期は1億3200万円の赤字)へと各引き上げられ、純利益は、V字回復を鮮明化する。

  株価は、9月の1回目の業績増額では窓を開けて727円まで160円幅の急伸を演じ、10月の再増額では材料織り込み済みとして半値押し水準まで調整したが、逆日歩攻勢でピンチとなった売り方の買い戻しが再燃して高値を取ってきた。PERは14倍台、PBRは0.7倍と評価不足であり、買い方ペースの上値追いに弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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